我慢は体に悪いので

なにを言うにも口数が多い

彼が愛したのは"夢を叶えた"わたし - 「The Last 5 Years」感想

平間壮一×花乃まりあ回を観劇。

www.last5years.net

 

ストーリー

「The Last 5 Years」は駆け出しの女優として奮闘するキャシーと新進気鋭の作家のジェイミーが、恋に落ち/別れるまでの5年間の姿を描く物語。 キャシーは結婚生活の終わりから出会いに向かって、ジェイミーは二人が初めて出会った時から別れまでを逆行する時間軸で語っていく。 愛し合い二人の時間軸が交わったあの瞬間を振り返り二人は何を想うのか…

f:id:snackshk:20210705153255j:plain  f:id:snackshk:20210705153242j:plain

時系列が入り乱れる話の処理が苦手なので映画を予習したら、ジェイミーに対して「何なんだコイツ」と思い、平間ジェイミーはどうだろうと不安でしたがやはり「何なんだコイツ」とならざるを得なかった。なんなら話は一緒なのに映画ジェイミーより「あぁん!?」と詰め寄りたい思いは増し、生身の人間が目の前で演じることの効能を思い知るなどした。

初めてのオルタナティブシアターはエレベーターに並ぶ列に圧倒されつつ、入ってしまえばコンパクトでどの席からも観やすそうな劇場。音響も軽いノイズが入るトラブルがあった以外はいい感じ。DEAR EVAN HANSENをこのくらいのキャパで観られたら理想だな。

感想、割とこれに尽きる(感想とは…)けど、せっかく気が向いてるので書く。

 

M1 Still Hurting

Still Hurting - song by Sherie Rene Scott | Spotify

5年目のキャシー。寂しさはあれど、絶望でも怒りでもなく諦めを感じる歌唱。ジェイミーと元に戻りたいとはもう思っていないんだろうな、頼むからそうであってくれキャシー。映画ほどキャシーが「可哀想な女」に見えなかったのは、絶望の渦中というわけではなく立ち上がりつつあるキャシーが次に備えるための充電期間を設けることにしたように感じられたからかも。未練を歌っているというより、淡々と彼との日々を振り返って「彼はそういう人だったのよ」「大した男じゃなかったわ」と自分を納得させているようにも聞こえたかな~。ひどいやつだもんジェイミー。キャシー、ゆっくり復活してくれ。NYガールズダイアリーの世界線でサットンと出会って。

 

M2 Shiksa Goddess

Shiksa Goddess - song by Norbert Leo Butz | Spotify

1年目のジェイミー。俺の女神キャシーを称える歌。オレンジのTシャツもくたくたのチェックシャツ(リバーシブル!)も妙にしっくりくる平間ジェイミー、どうにも田舎出身感が漂い愛おしい。やや喉が辛そうな気はしつつも、それすらジェイミーの荒削りなセンスを魅せる演技かも、と思わせてしまう役者力に胸が熱くなる。落ち着きのない平間ジェイミー、大学デビューっぽさもないし、あのはしゃぎっぷりを見るとキャシーが初めての恋人なのかもな~ああかわいい。

 

M3 See I'm Smiling

See I'm Smiling - song by Sherie Rene Scott | Spotify

5年目、キャシー。えっ、もしかしてあなたオハイオまで来て私の舞台見ずに帰る気?明日は私の誕生日なんですが?いつものメンツでパーティーするために帰るって?え?本当に?えっ…えーっと…信じられないんですけど…?の歌。映画版だと「ふざけんじゃねーよ!!!」の歌なんだけど、花乃キャシーからは怒りの手前かその先か、ジェイミーにドン引きしてる気配を察知した。わかるよ。

「That's not about you and you and nothing but you mahvelous novelist, you!」、メロディが癖になるぜと思ってたら全く同じメロディが使われるM.11 の「I Can Do Better Than That」で無事回収されてた。「I want you and you and nothing but you  Miles and piles of you」。最高。

映画も観てサントラもリピってたのに全然気づかなかったから舞台を観るときの集中力はそれ以外では発揮されないらしい。

 

M4 Moving Too Fast

Moving Too Fast - song by Norbert Leo Butz | Spotify

ジェイミー1年目、おれっち若くして成功しちゃうぜイェーイ!の歌。一凡人として歌詞ちゃんと聞くと「う、うるせ~~~!」とはなる。RENTのマークが見たら鼻で笑って馬鹿にしそうだな~いやマークお前はお前で頑張ってほしいよわたしは…。そうは言っても平間ジェイミーのキュートさにはもはや屈服するしかなく、軽くステップ踏んでくるっと舞うだけで「どこまでも行けるさ!!! おまえこそが選ばれし男!!!よっ天才小説家!!!」と囃し立てたくなってしまうのは逃れられない業。

 

M5 A Part of That

A Part of That - song by Sherie Rene Scott | Spotify

キャシー4年目、偉大な小説家先生になってしまわれたあなたにとって私は添え物でしかないのね、の歌。ジェイミーの書斎で一人、彼の著書を捲ったり表紙を撫でたりと慈しむような仕草を見せながら歌うキャシー。

確か映画版ではジェイミーの出版記念パーティーで、ちやほやされるジェイミーを壁に寄りかかり切なげに見つめるシーンだったような?そうするとこのシーン、M11「If I Didn't Believe in You」でパーティに行くことを拒んだ直後、ジェイミーがパーティに出かけた後に一人彼の部屋で過ごすキャシーの姿だったのかもしれないね…味わい深い。

この舞台、どのシーンも一人で演じてはいてもまるでその場に相手がいるかのようなお芝居だったから、キャシーが一人でいることを明確に示したこの曲でジェイミーの「不在」が際立った印象。

 

M6 The Schmuel Song 

The Schmuel Song - song by Norbert Leo Butz | Spotify

これだからミュージカルおたくやめられないんすよ!!!!!と喚いちゃう曲。自作の物語を語るジェイミー・時計・シュムールの3役を演じ分け、キャシーに君も一歩踏み出してみな、きっと成功するはずと励ますジェイミー。平間さん、コメディアンのイメージはなかったけれど器用に、何より楽しそうに演じててハッピーでした。青のセーターがまあお似合いになって。平間壮一ソロコンサートや3LDKでミュージカルショーケースvol.3を開催する日が来たら絶対披露してほしい。

しかしジェイミーに対してはこのあたりから「ん?」と思い始めた気がしなくもない。ジェイミーにとって幸せとは夢の実現でありあまりにもそのことに疑いを持っていない、そのことが今の私にはちょっとキツかったな~。さもありなん。

 

M7 A Summer in Ohio

A Summer in Ohio - song by Sherie Rene Scott | Spotify

4年目のキャシー。オハイオのドサ回りマジしんどいけど頑張っちゃうぞソング。映画ではジェイミーとSkypeしててそれもかわいかったけど舞台はがっつりショー仕様、M6に続いて楽しいシーン。当然一人しかいないんだけど、照明がカラフルになり、ステージ後方の扉が開いてバンドメンバーが現れる演出に膝を打った。隅から隅までセンスがいい。小林香さん、DEAR EVAN HANSENの演出やってください。

 

M8 The Next Ten Minutes

The Next Ten Minutes - song by Sherie Rene Scott, Norbert Leo Butz | Spotify

3年目の二人、セントラルパークでのプロポーズ。白いタキシードに白いドレス!この恋の行く先が明らかなので思わず内心「悲恋もののときのデュエダンじゃん」と呟いてしまった。切ねえ。上手側を向いている平間さんの表情を伺えなかったのが残念でしたが見れなかったくらいがちょうどよかったのかもしれない。白タキシードはよすぎるからよくないよ。

ここまで一人ずつ演じてきたのにやっとステージ上で二人が出会い、見つめ合い、声を重ね合う…というの、事前のインタビューで薄々察してはいたものの実際に目にすると幸福感が尋常ではない。

 

f:id:snackshk:20210707184145p:plain

http://enbu.co.jp/takarazuka/the-last-5-years2021-review/

この辺まで平間さんの喉が辛そうだったのだけど、唯一ともいえるこのデュエットで花乃さんがうまく平間さんを支えていて、まさにそれが3年目のジェイミーとキャシーに重なるようにも聞こえたのも印象深かった。

ジェイミーが愛したのは「女優になる夢を持ちそれを叶えるはずのキャシー」であるから、もし彼らのどちらかあるいは両方が過去に戻りやり直すチャンスを得たとしても二人が生涯添い遂げる未来は訪れないと思っているのだけど、このシーンの二人を思い出すとなにか他に道があったかもしれないという気にさせられてしまう。でもメロディーの後ろで流れる和音は不穏な響きがあるんだよな~。やっぱりうまくいかないよこの二人。音楽のバランスが絶妙な作品だなと思う。おもしろい。

 

M9 A Miracle Would Happen / When You Come Home to Me

A Miracle Would Happen / When You Come Home to Me - song by Sherie Rene Scott, Norbert Leo Butz | Spotify

「新進気鋭の小説家の俺が駆け出し女優との結婚を決めた途端、美女達から急にモテるようになった件について」の曲。ギュンと垢抜けた姿を見せるジェイミーくん。「ジェイミーこの野郎」と「美女に誘惑される平間ジェイミーかわいいよう」の葛藤が大変だった記憶。ジェイミー、このくらいで踏みとどまれてればちょっと調子乗っちゃっただけのかわいいやつで済んでたのにね~。

そして「When You Come Home to Me」へ。2年目か3年目のキャシー。オーディションの課題曲という体を取りつつ、事実上プロポーズ後の時系列にいるキャシーからジェイミーへの思いであろう歌詞になっている。実際にこのシーンのキャシーがいるのはシュムール歌ってくれたクリスマス~プロポーズ前頃のはずなのに、歌詞がこれなんだもんな~。もうだいぶ距離がある。

And once again, I'll be So proud to call you "mine"
When you finally come home To me

そして再びジェイミーのターン。ちょうどyoutube動画0:33~くらいの曲へつながっていくのだが、ここからのジェイミーがもう癪に障ること…。

youtu.be

「俺が選んだ相手が成功しないはずがない」「うまくいかないのはキャシー自身の努力が足りないからじゃないか」と言わんばかりの不遜さが滲み出ている…。ジェイミーに寄り添おうとするなら、「若くして成功し急に環境が変わったことで気を遣う余裕がないのだ」とか、「キャシーとは立場が変わってしまったから、わかり合えないのも仕方ない」とか言えるのかもしれないけど、それにしてもこんなにはっきりキャシーのことを疎ましがる態度は見てるだけでもかなりキツかった…

 

M10 Climbing Uphill

Climbing Uphill - song by Sherie Rene Scott | Spotify

2年目、まるで海賊かのような曲に乗せてオーディションに向かうキャシー。オーディション現場をめちゃめちゃ皮肉りつついざステージに立ったときのキャシーのパニくり具合が見事で沸いた!花乃キャシーは品があって感情のアピールが派手に出るシーンはそれほど多くなかった気がするのだけど、それだけにここの弾けっぷりが輝いててよかったな~。そしてもう一度課題曲「When You Come Home to Me」を歌い始めたところで、「ちょっとは黙れよキャシー!」とジェイミーの怒鳴り声が響く。

 

M11 If I Didn't Believe in You

If I Didn't Believe in You - song by Norbert Leo Butz | Spotify

4年目か5年目、出版記念パーティーに同伴してもらうべくキャシーを煽て宥め説得しようとするジェイミー。映画ではパーティくらい行ってやりなよと思わんでもなかったのだが、今回に関してはジェイミーの発言がどれもこれもその場凌ぎにしか聞こえず、キャシーへの同情ばかりが募っていった…パーティなんざ行かなくていいよキャシー、よく貫いたね、えらかったよ…。

「2分でいいから俺の話を聞いてくれ」とキャシーの話を遮るけど、ジェイミーもジェイミーで「彼にとっての」正論を振りかざすばかりで肝心のキャシーの思いを汲み取ろうとはしない。「俺が成功したのが悪いのか」「なんで俺ばっかり罪悪感を感じなくちゃいけない?」と自分の思いを歌う一方で、なぜキャシーがパーティに顔を出すのを嫌がるのかは考えようとしない。自分がキャシーとのコミュニケーションをサボったツケを払おうとはしない。

キャシーが全く悪くないかというとそうではなく、彼女も自分の夢がなぜ女優なのか、自分でもあまりわかっていないんだろうし、それゆえ他の選択肢に目を向ける事もできないままオハイオでドサ回りを続けている、そしてそんな「夢」に対して誠実には見えないだろうキャシーの態度にジェイミーは苛ついてるんだろうな、まあそれは理解してやらんでもない。

でも、「君も成功して幸せになろう」とジェイミーが語りかけるのはそもそも説得の方向性として筋が悪い。何が幸せかを決めるのはキャシーで、成功こそが幸せであると押し付けるのはたとえ夫婦間であれよくないことだし、「君が成功すると僕はずっと信じてきた、だから今こうして一緒にいる」と甘い台詞にも聞こえるそれは、「君が成功しないんだったら一緒にいる理由はない」と宣告するのと同じだ。そしてジェイミーはそのことに気づいていないのだ。なんでだ。小説家なのに致命的な想像力のなさは何なのだ。なんで成功できたのだ。

 

f:id:snackshk:20210707184415p:plain

とまあぐちぐち言ったけれども、こんな美しいメロディーに乗せて歌われてる最中はジェイミーを庇いたくなる気持ちにもなっちゃったのでミュージカルは本当にそういうところが怖いし、そういうところが何より魅力である。

 

M12 I Can Do Better Than That

I Can Do Better Than That - song by Sherie Rene Scott | Spotify

1年目のキャシー。結婚して子供を産んだ友達は田舎に引っ越したけど私は嫌!都会的な女性でいたい!元カレはマジ最低だったけどジェイミーは最高!ジェイミーさえいればハッピーなの!という歌。こんな分かりやすく前の歌と対になることある!?ってびっくりした。映画版はひたすらいちゃつきながらドライブしてたけど、今回は引っ越し直後を思わせる演出だったので「彼と同棲始まったばかりなの、どうしよう楽しみ!きゃ~!」というキャシーの初々しさがかわいかった~。衣装のおかげもあるだろうけど、はっきり幼くなっていく技術はさすが。

 

M13 Nobody Needs to Know

Nobody Needs to Know - song by Norbert Leo Butz | Spotify

5年目のジェイミー不倫ソング。1年目のキャシーちゃんが横にいるにも関わらず不倫相手に向けた曲を歌わせる小林香演出、あまりに鬼畜で鳥肌が立った、小林香さんそんなことしちゃうんですか、DEAR EVAN HANSEN演出してほしい理由がまた一つ増えてしまった。

ジェイミーの歌唱自体はとてもよくて悲壮感たっぷり、演技も見応えあるのにしかし脱がれると直視できないという間を行ったり来たりしていたけど、勝手に不倫しといて「俺に何ができただろうか」「ただ彼女のことを愛していただけだったのに」なんて歌いやがって被害者ヅラするジェイミーはさすがにもうなにも擁護できね~~~!!!むり!!!ジェイミー、おまえが愛していたのは今この瞬間にはどこにも存在していない「成功したキャシー」だったんだよ気づいてくれ。だからなかなかそうならない現実のキャシーがどんどん疎ましくなり、おまえのほうから対話をすることを諦めていったんじゃないか。自覚してくれ。

ここまできちゃうと、隣にいるニコニコキャシーちゃんを見てもえーん切ないと感じることはなく、「このあとすぐ別れられてよかったね、ずるずるその後も一緒にいなくてよかったよ、頑張った頑張った」と友人のような姉のような思いでいた。別れられてえらい!

 

M14 Goodbye Until Tomorrow / I Could Never Rescue You

Goodbye Until Tomorrow / I Could Never Rescue You - song by Sherie Rene Scott, Norbert Leo Butz | Spotify

1年目、付き合いたてのキャシーが歌う「Goodbye Until Tomorrow」と、部屋を出ていくジェイミーの「I Could Never Rescue You」。前者は明日までバイバイ、それまで待ってるね、連絡ちょうだいよ!とまさに恋の始まりの歌、キャシーの歌唱もかわいい。

 

f:id:snackshk:20210707184230p:plain

対してジェイミーほんとさあ…。もともと原文の「I Could Never Rescue You」からもう怒ってはいた。べつにキャシーは救われなきゃならない存在じゃないのだが?今回そこまでダイレクトな和訳はなかった気がするけど、この「I Could Never Rescue You」の一文に象徴されるジェイミーの思い上がりは和訳詞にも残っていたような印象はある。

といいつつ、違う時間にいる二人が声を合わせて、意味するものの違う「Goodbye」を歌う姿にはなんだかんだ胸を打たれてしまい嬉し悔し。こういう経験をするたびに、音楽を用いたプロパガンダにはとくに気をつけねばならんと思うのである。

 

f:id:snackshk:20210707184454p:plain

ジェイミーに対する「は?」はそこそこ…かなり残りつつも、ジェイミーと縁切れてよかったねキャシーちゃん!という妙な清々しさとかわいかった頃のジェイミーの思い出を胸に劇場を後にしました。

ジェイミーはその後も小説家として順調にキャリアを積むんだろうけど、女性関係で失敗して本業に影響が出たらいいさ。裏方に転向してうまくやっていくキャシーもいいし、なんだかんだ出演し続けるオハイオドサ回りでいつの間にか昇進していく展開もアツい。こんなはずじゃなかったんだけどなと言いながら楽しそうに踊っててください。

 

散々ジェイミーへの悪口を書き続けてしまったが、平間さんのことはより好きになる演目でした。ジェイミーの人間臭さ、愚かさがあまりにもナチュラルだったのでここまで強く「は?」と思えたのかもしれん。作品としても、「結婚」「夫婦」「コミュニケーション」「夢」あたりに関して、私が何を大事にしたいと思うのかがくっきりした、観てよかったです。面白かった。

 

---2021/07/12 追記---

というフォロワーさんの呟きを受けて発案者より長く喋ったのもまとめておく

ここまで散々ジェイミーの悪口書き続けてしまったので、それに対するフォローのようなものでもある

 

 

 

 

 

 

 

 

長い

社会人x年目になるのでここでもう一度結論ファーストで喋る癖を取り戻さねばならん

 

---追記ここまで---

 

ちなみにこの日は7月だけど雨上がりで冷たい風が吹いていたから、大丈夫でしょと涼しげな柄の、しかし袷の着物で出かけたところ湿度に負けました。そりゃそうよ。

f:id:snackshk:20210705143447j:plain

ハニレモぽさのある柄なので着れるうちに着ときたかったんですよ

そして当日夜公演の航生×昆ちゃん回は植原さんが観劇しておりしかも友達が目撃したそう。曰く「頭身バグっててエヴァ初号機かと思った」らしい。わかるよ。